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アダプテック「インテリジェント パワー マネージメント」FAQ(よくある質問)

目次:

  

 

Q: アダプテックの「インテリジェント パワー マネージメント機能」とはどのようなものですか?   ページTopへ戻る

Ans.:
アダプテックの「インテリジェント パワー マネージメント」には3 段階のハードディスク設定があります: 

1) 通常のオペレーション – フルパワーでの稼動、RPM(Revolutions Per Minute)、
2)スタンバイ - ローパワーモード、より低RPMでハードディスクを回転、
3)パワーオフモード – ハードディスクの回転を停止し、アプリケーションのパフォーマンスを低下させることなく最
大70%の消費電力・冷却費の削減を実現。





Q: インテリジェント パワー マネージメント機能の設定方法が知りたいのですが?   ページTopへ戻る

Ans.:
下図のようにAdaptec Storage Managerから設定することができます。

インテリジェント パワー マネージメント機能の設定方法についてはこちらをご覧ください(pdf)>>





Unified Serial™ RAIDコントローラのAdaptec RAID 5シリーズ2シリーズに搭載されたこの機能は、RAIDコントローラのタイマー設定で消費電力および冷却コストを削減するハードディスクパワーマネージメント機能です。









Q: なぜパワー マネージメント搭載の製品を使用すべきなのでしょうか?   ページTopへ戻る

Ans.:
運用中のサーバの主なコストはハードディスクの消費電力と冷却コストです。多くのサーバにおいてハードディスクの使用有無に関わらず、全てのディスクが常にフルパワーで維持されています。この常にフルパワーで維持されている状態は消費電力のみならず冷却コストの増加にもつながっています。

現在の電力費から算出すると、サーバーの4年間の寿命までにかかるオペレーティングコストはそのサーバーの購入費と同じぐらいとされています。予測は様々ですが、2008年にはサーバー電力費とその冷却費はワールドワイドで100億米ドルにのぼると算出され、その費用の40%はサーバ内のハードディスクを回転させ、冷却する為のコストに使用されています。

その結果、昨今多くの企業にではIT機器を購入する場合に新しい指標で探すようになってきました。購入時に機器の強靭なパワーのみを稟議対象にするのではなく動作時の省電力率も気にするようになってきています。電力供給に制限のある大きなデータセンターのみならず中小企業においても電力費の削減に注目してきています。

 

Q: インテリジェント パワー マネージメントの導入でメリットがあるハードディスクベースの
ストレージアプリケーションにはどのようなものがありますか?
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削減可能な電力量はアプリケーションの使用パターンに応じて左右されます。

例えば、一般的なSATAII またはSAS ハードディスクの場合、フルスピードで稼動させると8W~15W の電力を消費します。 研究によればこれらのコンポーネントを冷却する為に必要な電力には、ほぼ同量の電力が必要とされ、ハードディスク1 台につき合計で16W-30W の電力が必要です。これらのハードディスクが回転を停止した場合の消費電力は合計で3W-5W となり、ハードディスクにもよりますが約75%-85%の消費電力の削減が実現します。

週5 日稼動する一般的な中小企業のファイルサーバを考えてみてください。 その機器はおそらく営業日中フル稼働され、夜間や週末にはアイドルモードとなるでしょう。 結果として、システムは1 週間168 時間の内、40-50 時間だけフル稼働していることになります。 この同じシステムを、ハードディスクがスタンバイモードになった場合には停止する設定すれば、システムが使用されていない130時間、およそ77%の時間電力を削減することができるのです。

その他にもさらに実稼動時間が少ないシステムもあることでしょう。 夜間にハードディスク-to-ハードディスクのバックアップを行うサーバでは、毎晩2-3 時間しかハードディスクを回転させる必要がないかもしれません。 アーカイブ用のシステムやプリントサーバ、Fax サーバにも同様のことが言えるでしょう。 アプリケーションを稼動している最も一般的なサーバーでさえ、多くのアイドル時間を伴うような稼動パターンもあるかもしれません。 例えば、会計用のシステムなどは営業時間中のみ稼動していて、ERP などのハイエンドのトランザクションアプリケーションでは長い非稼動時間があることでしょう。

この問題は一般的なコンピュータシステムのみとは限りません。 医療系、産業用製造、ビデオ・画像処理などの専門的な機器においては、I/O サブシステムが基本的にはアイドル状態になる使用時間もあることでしょう。

 

Q: インテリジェント パワー マネージメントの利点とは?   ページTopへ戻る

Ans.:
インテリジェント パワー マネージメントはアプリケーションのパフォーマンスに影響を及ぼすことなく、最大70%の消費電力の削減を実現します。 インテリジェント パワー マネージメントの特長:

  • タイマー設定で管理者がスケジューリング可能
  • SATA/SAS ハードディスク両方をサポート
  • ハードディスク-to-ハードディスクのバックアップ/VTL、email アーカイブ、ファイル/プリントサーバのようなアイドル時間があるアプリケーションをサポート
  • 冷却費の削減

 

 

Q: Adaptec Storage Manager(ASM)は最初からパワー マネージメントを搭載していますか?   ページTopへ戻る

Ans.:
Adaptec Storage Manger のデフォルト設定ではインテリジェント パワー マネージメントは無効に設定されています。 ハードディスクの電力費を削減する為にはこの設定をマニュアルで有効に設定しなおす必要があります。

 

Q: Adaptec RAID 5 シリーズ、Adaptec RAID 2 シリーズを既に購入しているユーザが
「インテリジェント パワー マネージメント」を使用できますか?
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Ans.:
インテリジェント パワー マネージメント機能の詳細については下記弊社サポートセンターにお問合せ下さい。

個人のお客様のお問い合わせ先>>

システムインテグレーター様、リセラー様のお問合せ先>>

 

Q:インテリジェント パワー マネージメントはグリーンIT の省電力ハードディスク
に対応していますか?
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Ans.:
はい アダプテックではAdaptec RAID 5 シリーズ2 シリーズを300 以上ものハードディスク、マザーボード、シャーシ機器との互換性検証を行っています。 インテリジェント パワー マネージメントは最新の省電力「グリーン」ハードディスクと100%互換性を持っており、ハードディスクベンダーが提供している省電力に加えた省電力性を提供します。

 

Q: ハードディスクの回転数の増減はどのような影響がありますか?
インテリジェント パワー マネージメントを使用することでハードディスクの
故障率が増加するのでしょうか?
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Ans.:
ATA ハードディスクは電力をオン・オフするデューティ・サイクルを使用しています。 SASハードディスクはより高い冗長性を備えています。 システムが使用されていない時にハードディスクの回転を停止することは、ハードディスクに悪い影響を及ぼしません、また、ハードディスクを常時稼動させている場合よりもハードディスクの故障が頻繁になることはありません。

 

Q:省電力モード設定で一度ハードディスクの回転数をおさえても、
その後回転数をあげるとその分多く電力をつかってしまうのではありませんか?
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Ans.
インテリジェント パワー マネージメントでは、ハードディスクの全体での消費電力の削減をする為に設計されています。そのため、ハードディスクの回転を常に早めたり、遅くしたりするようなケースは回避されます。 この目標を達成する為にインテリジェント パワー マネージメントにはビルトインの次の機能を兼ね備えています:

  • どのハードディスクをスタンバイまたは電源オフにするかまたタイムアウト期間を設定可能。
  • ユーザがパワーマネージメントを無効に設定可能(例 営業時間中)
  • インテリジェント コントローラ キャッシュ管理 - 少量のデータ書き込み時にハードディスクの回転数の増加を回避可能。(例: タイム スタンプ)

これらの機能によりハードディスクは消費電力を削減する時間帯が十分長くある場合にのみハードディスクの回転数をおとすことで不必要なデータ転送の遅延を防止します。

 

Q: 12、16、24 台のドライブ構成でハードディスクの回転をあげたり下げたりすると
システムの電力供給への負荷が高まりフェイルの原因になりませんか?
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Ans.
アダプテックの5 シリーズ、2 シリーズは、RAID 機能の一つとして「スタガード ドライブ スピンアップ」機能をサポートしています。これは一度に少数のハードディスクのみを稼動させる機能です。 これによりハードディスクを再び回転させるのに必要な電力は削減され、サーバやストレージシステムの電力関係のトラブルを防止します。


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