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Adaptec SmartHBA Series 2100 Family

SmartHBA 2100 シリーズFAQ

よくある質問

目次

製品および機能
» Microsemi Adaptec SmartHBA 2100は以前のMicrosemi HBAとどう違うのですか?

SmartHBA 2100シリーズは、最大で238台のデバイスに対応できるフル装備のホストバスアダプタ(HBA)の機能と、RAIDレベル0、1、10、5に対応する最大32台のデバイスに対してハードウェアRAIDを採用したベーシックなRAIDアダプタの機能を独自に組み合わせています。回復性、効率性、使いやすさを最適に組み合わせた本シリーズは、真のホストオフローディング型ハードウェアRAIDの堅牢さを加え、オープンソースドライバとの互換性があり、各種ストレージ管理ツールが満載です。SmartHBA 2100シリーズは、ロープロファイル/MD2フォームファクタで内部でも外部でも接続できる柔軟性があります。

» Microsemi Adaptec SmartHBA 2100は、シリーズ8Eなどといった以前のエントリーレベルRAIDアダプタとどう違うのですか?

Microsemiの旧世代のエントリーレベルRAIDアダプタと異なるのは、SmartHBA 2100は外部DDRキャッシュをサポートしていない点です。その代わりに、アダプタのSmartIOC 2100シリコンに、すべてのRAIDレベルに必要なすべてのメモリーが搭載されています。これは、コスト面、パワー面、温度面に有効です。SmartHBA 2100は「HBAファースト」であり、ベーシックRAIDサポートを含んでいます。SmartHBA 2100は、MicrosemiベーシックRAIDアダプタ向けの新しいRAIDレベルであるRAID 5にも対応しています。キャッシュはあるがキャッシュのバックアップ要件は設けていないRAIDアダプタには、SmartRAID 310xが最適です。

» SmartHBA 2100製品ラインにはどのようなモデルが含まれていますか?

SmartHBA 2100製品ラインは3つの特殊モデルで構成されています。どの製品にも、コンパクトMD2フォームファクタに同一の8レーンPCle Gen 3ホストインターフェースがあり、一連の共通ソフトウェア、ドライバ、ツールも搭載されています。モデルごとにSAS接続アプリケーションが異なります。24ポートと8ポート向けの内部コネクタ構成が2つと、内部ポート4つと外部ポート4つを組み合わせた8ポート構成が1つあります。

» SmartHBA 2100は、以前に発売された競争力のある製品と比べるとどうですか?
SmartHBA 2100は、HBA 1100の競争力要素を全て備えています。さらにSmartHBA 2100には「ミックスモード」があり、妥協のないRAW HBA性能によりベーシックRAIDを実現します。ドライブは、RAWドライブとして、または論理ボリュームの一部として、単独で構成できます。RAIDが有効になると、あらゆるRAIDレベルに向けた真のハードウェアRAIDになり、CPU使用量を最小に抑えます。SmartHBA 2100は、8つ以上のポートを備えた業界唯一のベーシックRAIDソリューションなのです。
» SmartHBA 2100の性能について教えてください?

SmartHBA 2100シリーズは次世代データセンタにも対応可能な最高のストレージパフォーマンスとスケーラビリティを提供しています。SmartHBA 2100は、HDD/SSD/SMRドライブなど、幅広いストレージデバイスにコネクティビティをもたらします。これらのストレージデバイスは、6.6 GbpsでPCle Gen3ホストバスの限界までデバイス性能を集約させ、最大1.7M IOPを実現します。

» 1つのシステムで対応できるSmartHBAの数に限界はありますか?

レガシーBIOSは最大4つのコントローラに、uEFIは最大64のコントローラに対応できます。

» SmartHBAは、同一HBAでの6Gbデバイスと12Gbデバイスの併用に対応していますか?

SmartHBA 2100は、6Gb/sと12Gb/sのSASデバイスの併用に対応できます。ただしこれは、最適という観点からはお勧めできません。速度が異なるデバイスを併用すると、同様の性能特性を確保するためにアプリケーションでデバイスの論理的なグループ化が期待されるため、速度が遅いターゲットの制限により性能問題が発生する可能性があります。

»サポートされているオペレーティングシステムを教えてください?

Microsoft Windows、Red Hat、SuSE、CentOS、Ubuntu、VMware ESXi、FreeBSD、Solaris、Citrix Xen Server、オープンソースLinuxドライバ。最新のドライバと OS サポートについては、http://storage.microsemi.com/ja-jp/support/ をご覧ください。

» SmartHBA 2100にはどのような管理ユーティリティがありますか?

maxViewは、プロアクティブな故障通知機能などサーバとリモート管理機能を提供し、Microsemi HBA、SmartHBA、SmartRAID全製品をサポートしています(下位互換性あり)。このブラウザベースのツールセットは一般的に使用されているすべてのブラウザをサポートしており、また、オフラインのUSBブートイメージとしてもご利用いただけます。maxViewアダプタ管理製品には、maxView GUI、ARCCONFコマンドラインツール、ロギングイベントモニター、メールアラート、CIMプロバイダー、vSphereプラグインが含まれています。

» SmartHBA 2100の保証期間について教えてください?

SmartHBA 2100ファミリーを構成する全製品には、材料の欠陥や出来映えの欠陥に対して、3年間の保証がついています。ご購入日から2年間は無料技術サポート期間となります。お客様はこの2年間、技術サポートを無料で受けることができます。

» SmartHBA 2100製品はいつどこで入手できますか??

各製品の発売スケジュールに合わせてOEM製品を多数ご用意する予定です。2015年12月末までに、世界中のMicrosemi Adaptec販売店で購入いただけるようになります。販売店のリストはこちらで確認できます。

アプリケーション
» SmartHBA 2100に最適なアプリケーションとその根拠を教えてください?

SmartHBA 2100は、最大帯域幅とI/O接続性、低消費電力、高い信頼性、高いデータ可用性を必要とするサーバベースのストレージシステムに理想的なソリューションです。Smart Softwareスタックでは、RAIDとRawデバイスを自由に組み合わせることができます。これはデータセンタSDSのデプロイ時に役立ちます。OS起動デバイス向けRAIDが要求されますが、主要デバイスではHBAの機能と性能がフルに発揮されます。このような用途ではDDRキャッシュは一般的には性能面で有利ではないため、SmartHBA 2100は、RAID 0、1、10のみに関する要件があるSSDベースのサーバにも最適のソリューションとなります。最後に、データ可用性の需要はあるが性能の需要だけはそれほど高くない中小企業にとって、SmartHBA 2100は実用的なソリューションです。さらにSmartHBA 2100ではRAIDとRAWデバイスの両方に対するエンクロージャ管理機能が強化されており、必要に応じてソフトウェアスタックに仮想SEPを提供することでエンクロージャサービスを可能にします。

» SmartHBA 2100ファミリーの互換性について教えてください?

SmartHBA 2100はSAS 3.0とPCIe 3.0の両方に対して互換性がありますが、 システムアプリケーションが複雑になることがあり、固有の製品を入手できます。SmartHBA 2100ファミリーとの互換性が確認されている製品のリストが、www.adaptec.com/en-us/support/compatibility/に掲載されています。

» このようにポート数が多い構成に対する特有のコネクタ要件がありますか?

SmartHBA 2100の12Gb/s SASポートへの接続に関する特有のケーブル要件はありません。SmartHBA 2100の全モデルがSAS 3.0規格のコネクタのコールアウトに準拠しています。内部接続にはSFF 8643コネクタ、外部接続にはSFF8644コネクタを採用しており、いずれも総じて「HD Mini」SASコネクタと呼ばれています。Microsemi Adaptecシリーズ8のRAIDコントローラで使用しているケーブルと、SmartRAIDとHBAもすべて、SmartHBA 2100との互換性があります。Microsemi Adaptecケーブルのリストはこちらで確認できます。

» SmartHBA 2100はLinuxオペレーティングシステムの対応インボックスですか?

はい。SmartHBA 2100は、最も人気の高いLinuxオペレーティングシステムの対応インボックスです。

» 既存の6Gb/s SATA SSDとともにSmartHBA 2100を使用するとどうなりますか?

明らかに、6Gb/s SASに対するSmartHBA 2100の下位互換性により、SATAインターフェースを搭載した「価値」ベースのSSDに接続することもできます。Microsemi Adaptec 82885Tと組み合わせると、「エッジバッファリング」により、システムに接続できる有効な6Gb/sデバイスの数がほぼ2倍になります。SmartHBA 2100により追加のデバイス性能をPCIe限定性能にまで拡張できます。

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